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- 銀漢の賦
-
- 価格
- 704円(本体640円+税)
- 発行年月
- 2010年02月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784167781019
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「夏の文庫2015」レビューコメント
ある藩の2人の武家の息子(将監と源五)と1人の百姓の倅(十蔵)が友となる。将監の父の死に関わる件から3人は武士社会の不条理、政治の醜さの一端を知る。天の川が見える綺麗な星空の下で、それを見上げてお互いの永遠の友情の誓いと、夫々の大望(大義)を想う。しかし、夫々の生まれ、立場や目指すところの違いから、大きく分かれた道を進む事になる。凶作の年に百姓の困窮を訴えて改善求める十蔵を助けようとする源五と、友である十蔵を犠牲にしても大義を貫き藩政を変えようとする将監。源五は絶交を告げる。時は経て藩を動かす将監の暗殺を、藩主一派は源五に命じる。将監は脱藩をして幕府の力を利用し逆転策に命をかける。将監が十蔵を犠牲にした真意を認めないが、知った源五は将監の身を守る立場をとる。貫くべき大事なものを目指す道は違ったが、二人の友である十蔵を思う心はどちらも深いものであった。(ニヒラー/男性/50代)
[BOOKデータベースより]
寛政期、西国の小藩である月ヶ瀬藩の郡方・日下部源五と、名家老と謳われ、幕閣にまで名声が届いている松浦将監。幼なじみで、同じ剣術道場に通っていた二人は、ある出来事を境に、進む道が分かれ、絶縁状態となっていた。二人の路が再び交差する時、運命が激しく動き出す。第十四回松本清張賞受賞作。