天平の三姉妹

聖武皇女の矜持と悲劇
中公新書　２０３８

中央公論新社
遠山美都男　

• 価格: 924円（本体840円＋税）
• 発行年月: 2010年01月
• 判型: 新書
• ISBN: 9784121020383

内容情報

[BOOKデータベースより]

聖武天皇には三人の娘がいた。生涯不婚を定められ、孝謙天皇（重祚して称徳天皇）となって権力を振るった阿倍内親王。光仁天皇の皇后でありながら、夫を呪詛したとして大逆罪に処された井上内親王。恵美押勝の乱に加わった夫を失った後、息子たちの謀反に連坐、流罪とされて没年すら伝わらない不破内親王。凄惨な宮廷闘争の背景にあったのは何か―。皇位継承の安定のために人生を翻弄された三人の皇女の物語。

序章　松虫寺の墓碑銘
第１章　三姉妹の誕生
第２章　それぞれの出発
第３章　塩焼王流刑
第４章　遺詔
第５章　道祖王、杖下に死す
第６章　今帝、湖畔に果つ
第７章　姉妹の同床異夢
第８章　皇后の大逆罪
第９章　返逆の近親
終章　松虫姫のゆくえ

[日販商品データベースより]

聖武天皇には３人の娘・阿倍内親王、井上内親王、不破内親王は悲劇的な生涯を送った。凄惨な宮廷闘争の背景にあったのは何か。皇位継承の安定のために人生を翻弄された３人の皇女の物語。