- 永遠平和のために 改版
-
岩波文庫 33ー625ー9
Zum ewigen Frieden.erw.Aufl.- 価格
- 693円(本体630円+税)
- 発行年月
- 2009年12月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784003362594
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 判断力批判 下 新装版
-
価格:5,500円(本体5,000円+税)
【2004年04月発売】
- ヤスパース 新装版
-
価格:1,100円(本体1,000円+税)
【2014年09月発売】
- カント哲学のコンテクスト
-
価格:3,520円(本体3,200円+税)
【1997年02月発売】
- フォイエルバッハ 新装版
-
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2016年07月発売】
[BOOKデータベースより]
世界の恒久的平和はいかにしてもたらされるべきか。カント(1724‐1804)は、常備軍の全廃、諸国家の民主化、国際連合の創設などの具体的提起を行ない、さらに人類の最高善=永遠平和の実現が決して空論にとどまらぬ根拠を明らかにして、人間ひとりひとりに平和への努力を厳粛に義務づける。あらためて熟読されるべき平和論の古典。
第1章 この章は、国家間の永遠平和のための予備条項を含む(将来の戦争の種をひそかに保留して締結された平和条約は、決して平和条約とみなされてはならない;独立しているいかなる国家(小国であろうと、大国であろうと、この場合問題ではない)も、継承、交換、買収、または贈与によって、ほかの国家がこれを取得できるということがあってはならない。;常備軍(miles perpetuus)は、時とともに全廃されなければならない。;国家の対外紛争にかんしては、いかなる国債も発行されてはならない。;いかなる国家も、ほかの国家の体制や統治に、暴力をもって干渉してはならない。;いかなる国家も、他国との戦争において、将来の平和時における相互間の信頼を不可能にしてしまうような行為をしてはならない。)
第2章 この章は、国家間の永遠平和のための確定条項を含む(各国家における市民的体制は、共和的でなければならない。;国際法は、自由な諸国家の連合制度に基礎を置くべきである。;世界市民法は、普遍的な友好をもたらす諸条件に制限されなければならない。;永遠平和の保証について;永遠平和のための秘密条項)