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[BOOKデータベースより]
子どもでもない、大人でもない多感な年代への精神分析的心理療法の実際。
第1部 精神分析的アプローチという方法(力動的心理療法とは何か;心理臨床の現場をささえる精神分析;精神分析的立場からみた評価と見立て;心理療法における深さ浅さとは?;来談動機は心理療法の生命線;分析状況でクライエントはどんな体験をするか;家族とのかかわり)
[日販商品データベースより]第2部 思春期・青年期臨床への考え方と援助(中学生から大学生までの精神発達とその病理;五月危機型学生と無気力型学生;思春期の危機と強迫;青年期の心理療法―青春期後期を中心に;青年の攻撃性へのアプローチ;青年期治療における“new object”論と転移の分析;パーソナリティ障害としての境界例―僕は一体何者?;パーソナリティ障害を持った家族の並行治療;40年間の自閉症を生きる)
本書は,著者が臨床経験の多くを費やしてきた思春期から青年期にかけての若者と,その保護者などを交えた心理療法の実際をまとめた論集です。
著者 乾先生の技法的な中核は,精神分析的心理療法ですが,それだけではなく,短期療法や家族療法,親子並行面接法などもケースによっては用いており,クライエントの状況やニーズに合わせた幅広い心理療法が行っています。
本書には,それらを用いて治療された,強迫性障害,自閉症,境界性パーソナリティ障害といった疾患ベースのケーススタディ論文,あるいは学生相談や病院臨床,個人開業といった多彩な臨床現場ベースの論文が所収され,事例と技法について具体的な解説がなされています。
長年の経験と研究によって書かれたこの本には,この世代特有の精神分析的な発達理論,精神病理論も詳解されていて,とてもわかりやすく,初学者から中堅の心理療法家にとっては得るところの多いものでしょう。
心理臨床への凄みと醍醐味が詰まった一冊といえそうです。