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[BOOKデータベースより]
平安王朝の人々は現代人には想像も及ばないほど、和歌を重要視していた。そのなかでも、ことに和歌の才能に恵まれ、和歌に強いこだわりをもって生きていた、藤原道綱母。散文で書かれた表面だけでは蜻蛉日記の真相は分からない。とくに上巻前半部、和歌の重要性に目を向けると、あえて書かれなかった真実や道綱母の意図が明らかになる。
上巻前半の紹介―蜻蛉日記の構成と上巻の内容紹介を兼ねて
[日販商品データベースより]兼家の求婚―求婚歌と返歌
引き続く四首の求婚歌―侍女の代作・代筆
さらに引き続く求婚歌と返歌1―鹿の贈答歌
さらに引き続く求婚歌と返歌2―関の贈答歌
新枕から結婚成立―後朝の贈答歌二組
外泊先から自ら贈歌―撫子の歌
連夜来ない兼家に自ら贈歌―時雨の贈答歌
しばらく来ない兼家に自ら贈歌―下草の歌
物忌に兼家からの久々の贈歌―自らの返歌に不満足〔ほか〕
和歌の才能に恵まれ、和歌に強いこだわりをもって生きていた、藤原道綱母。散文で書かれた表面だけでは蜻蛉日記の真相はわからない。和歌の重要性に目を向け、あえて書かれなかった真実や道綱母の意図を明かす。