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[BOOKデータベースより]
仲間と「外遊び」を基本とした保育がどのような子どもの発達を生み出しているのか、「あおぞらえん」の保育を記録した写真と共に紹介。
あおぞらの木
[日販商品データベースより]その木の下で
カモシカ脚の子どもたち
石垣登り
崖登り
竹登り
タケノコの皮は何枚か
走り鯉のぼり
スカンポのおやつ
ジャガイモ掘り(農家の畑)〔ほか〕
世田谷のユニークな保育集団の活動を綴る写文集。
22年間の保育実践に「生きる力」の育て方を見た!
汐見稔幸氏すいせん
3年前、東京都世田谷区にある「都立祖師谷公園」をベースにして22年間にわたって活動している保育集団「あおぞらえん」に私は出会いました。2人の幼稚園教諭がいるこの保育集団では、子どもたちが自然の中に解き放たれて、泥団子を作ったり、追いかけっこをしたり、木登りをしたり、ザリガニを捕ったりして遊んでいます。朝から思い思いの遊びをして「遊び切る」日々を過ごしているのです。
かつて、子どもたちは地域社会の懐の中でたっぷりと遊び込むことができ、そこで実に多くの知識や教養を身につけてきました。前著『もうひとつの学校―ここに子どもの声がする』(新評論、2006年)で当時の様子などを著したわけですが、そんな姿が街の中に次第に見られなくなりました。
しかし、「あおぞらえん」の子どもたちは今も30年前の子どもたちと同じような遊びをして毎日を過ごしているのです。遊ぶ環境と時間が保証されれば、子どもたちはかつてと同じように逞しく育っていくのです。「あおぞらえん」には園舎がなく、近くにあるいくつかの公園、広場、畑などをその遊び場としていますが、ときには1時間ほど電車に乗って水遊びに出かけたり、毎年9月には3歳児も含めて6泊7日の合宿をしたり、3月には往復約20キロの遠足までしているのです。3歳児が6日間も親元を離れるなど今時信じられないようなことですが、「あおぞらえん」の子どもたちには、不思議とそれらを成し遂げる力が備わっているのです。
本書は、2006年から3年間にわたって「あおぞらえん」の活動を文と写真によって構成したものです。ここには、その「不思議さ」を紐解くさまざまなドラマがあります。
(著者 宮原 洋一)