- わが父波郷
-
- 価格
- 1,430円(本体1,300円+税)
- 発行年月
- 2009年08月
- 判型
- B40
- ISBN
- 9784560721049
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[BOOKデータベースより]
死亡記事は「水原秋桜子に師事、俳誌『鶴』主宰。昭和四十四年三月、芸術選奨文部大臣賞受賞」―。昭和の俳聖といわれた波郷の、この簡潔な略歴の奥に潜む人生の襞を、その息子が代表的な八句に託して丹念にたどった力作。第二次世界大戦と不治の病という二つの苦難を背負いながら新しい俳句への情熱を抱き続けていた父の真の姿が、くつきりと、鮮やかに浮かび上がってくる。
序章 今生は病む生なりき烏頭
[日販商品データベースより]第1章 バスを待ち大路の春をうたがはず
第2章 雁やのこるものみな美しき
第3章 たばしるや鵙叫喚す胸形変
第4章 寒雀汝も砂町に煤けしや
第5章 ひとつ咲く酒中花はわが恋椿
第6章 柿食ふや命あまさず生きよの語
終章 雪降れり時間の束の降るごとく
父は昭和俳壇の巨星。息子は駆け出しの新聞記者。父の死亡記事を息子が書くという不思議な運命から始まる、静かで深い、父と息子のドキュメント。数々の名句が生まれた背景と秘密を鮮やかに浮かび上がらせる1冊。