美を生きるための２６章

芸術思想史の試み

みすず書房
木下長宏　

• 価格: 5,500円（本体5,000円＋税）
• 発行年月: 2009年06月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784622074502

内容情報

[BOOKデータベースより]

ラスコー、埴師、屈原、敦煌莫高窟、蕪村、大乘寺、北一輝、ジャコメッティ、フーコー、…太古から現代まで人類知を照らしつづける２６の星座。圧倒的な知性と教養で読み解く、美と芸術の歴史。

レオン・バティスタ・アルベルティ―近代の始まり
與謝蕪村―不用意という方法
屈原―植物器官の視点／古代アジア文学
大乘寺―観ることと観じること
ワシリィ・エロシェンコ―童話にならない童話のための非擬人法
ミシェル・フーコー―「人間」を離脱して人間になる
アルベルト・ジャコメッティ―眼を裏切る掌
埴師‐土師―すべては掌のなかの土から始まる
北一輝―詩の捨てかた
イエス―十字架が意味するもの〔ほか〕

[日販商品データベースより]

芸術とは何か。美を生きるとはどういうことか…。そんな根源的な問いに対する、汲めども尽きぬ源泉ともいうべき２６の人物および事蹟をつなぎ合わせて論じる、芸術思想史の大著。興味尽きない「読む」事典。