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[BOOKデータベースより]
電撃的な小泉訪朝から7年がすぎた。その後、5人の被害者とその家族が帰国し、新たに2人の人が政府によって拉致認定された以外、事態に進展はない。一方で、拉致の可能性のある「特定失踪者」はおよそ470人にのぼり、北朝鮮の建国いらい今日まで、拉致が通常の行為として行なわれているとの疑いが強まった。なぜ日本はこれほど長いあいだ、北朝鮮の工作活動を許してきたのか。「犯人」も「居場所」も分かっていながら、なぜ拉致問題をいっこうに解決できないのか。救出運動の最前線に立つ著者が、不可解な膠着状態の真因に迫り、日本政府の驚くべき国家意思を浮き彫りにしていく。拉致問題のとらえ方を一変させ、ポスト金正日に向けた救出策を示す画期的な報告。
プロローグ 小泉訪朝から二四〇〇日がたってしまった
[日販商品データベースより]第1章 北朝鮮による拉致とは何か(国内の“協力者の告白”がないことの意味;労働力の穴埋めとしての「帰国運動」 ほか)
第2章 なぜ拉致問題を解決できないのか(「煮て食おうが焼いて食おうが北朝鮮の自由」;対策本部は五億円の予算で何をしているのか ほか)
第3章 私たちはどうやって取り返すのか(政府は厳しい現実に向き合う勇気があるか;こちらから情報を出して反応を探る ほか)
エピローグ 意志あるところに必ず道は開ける
「犯人」も「居場所」もわかっていながら、なぜ。救出運動の最前線に立つ著者が、不可解な膠着状態の真因に迫り、政府の驚くべき国家意思を明かす。拉致問題の見方を一変させ、ポスト金正日に向けた救出策を示す書。