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- 金春屋ゴメス異人村阿片奇譚
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- 価格
- 607円(本体552円+税)
- 発行年月
- 2009年05月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784101357720
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- クニャン
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一枚上手のゴメス親分
この小説の面白い所は、近未来の日本の領土内に鎖国状態の江戸国があったらという設定だと思う。そしてなによりハチャメチャ過ぎる長崎奉行のゴメス親分がいい味を出している。ゴメス親分はやっぱりすごい。腕力で無理やり解決してるように見えて(腕力も十分に使いまくってますが)、実は手下たちの性格を踏まえたうえでの行動だったりするので、読んでて面白かった。それに加え辰次郎がだいぶ江戸人らしく、男らしく成長しているのがよかった。時代小説に物足りなさを感じたかにお勧めかも。
[BOOKデータベースより]
ときは近未来、ところは日本領土内、鎖国状態の「江戸国」。上質の阿片が海外に出回り、江戸国は麻薬製造の嫌疑をかけられる。極悪非道で知られる長崎奉行ゴメスは、異人たちが住む麻衣椰村に目をつける。辰次郎が想いを寄せる女剣士朱緒の過去が絡み合い、事態は思わぬ展開を見せるが―。「日本ファンタジーノベル大賞」大賞受賞作の続編。