- 花妖譚
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- 価格
- 550円(本体500円+税)
- 発行年月
- 2009年04月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784167663339
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:4)
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井沢ファン
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面白く読めた
日本やモンゴル・中国などの伝説・伝承を換骨奪還して作成した妖異な幻想小編集10編。面白く読めた。花にまつわる伝説・伝承を描いているが非現実的な怪異、不可思議、神秘的な内容になっている。水仙とナルキシズム、チューリップと別所長治、黒色の牡丹と老人の不審死、烏口の芥子(けし)の花「虞美人草」の由来と項羽と虞夫人の最後、沈丁花(じんちょうげ)の花が忌み花になった由来、睡蓮の花と役の小角、菊の典侍と不審死、塩売長次郎と白椿と幻術、復讐劇のサフラン、伝騎と蒙古桜、という内容。
[BOOKデータベースより]
清の八十翁・松齢の庭に突如咲いた一茎の黒い花。不吉の前兆を断たんとしたその時に現われたのは(黒色の牡丹)。人間稼業から脱し、仙人として生きる修行を続ける小角がついに到達した夢幻の世界とは(睡蓮)。作家「司馬遼太郎」となる前の新聞記者時代に書かれた、妖しくて物悲しい、花にまつわる十篇の幻想小説。