- 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない
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A lollypop or a bullet
角川文庫 15565
- 価格
- 616円(本体560円+税)
- 発行年月
- 2009年02月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784044281045
[BOOKデータベースより]
その日、兄とあたしは、必死に山を登っていた。見つけたくない「あるもの」を見つけてしまうために。あたし=中学生の山田なぎさは、子供という境遇に絶望し、一刻も早く社会に出て、お金という“実弾”を手にするべく、自衛官を志望していた。そんななぎさに、都会からの転校生、海野藻屑は何かと絡んでくる。嘘つきで残酷だが、どこか魅力的な藻屑となぎさは序々に親しくなっていく。だが、藻屑は日夜、父からの暴力に曝されており、ある日―。直木賞作家がおくる、切実な痛みに満ちた青春文学。
[日販商品データベースより]ある午後、あたしはひたすら山を登っていた。そこにあるはずの、あってほしくない「あるもの」に出逢うために――子供という絶望の季節を生き延びようとあがく魂を描く、直木賞作家の初期傑作。
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ユーザーレビュー (7件、平均スコア:5)
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「夏の文庫2015」レビューコメント
タイトルからから興味をそそられ、初めて桜庭一樹さんの本を読み始め、今まで活字と無縁だった生活から、一気に活字なしでは生活できない体に変えられてしまいました。内容は衝撃的なエンドロールから始まり、どうしてそうなったか?の過程を語って行くものです。少女のリアルな感情とちょっと変わった、でも納得できるような不思議な感情、グロテスクなのに、どこか美醜という言葉が相応しいような物語の全体像が魅力的でした。人間が怖いという意味のホラー要素が詰まっているので、ぜひオススメしたいです。(アルパカあきえ/女性/20代)
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「怖い本」レビューコメント
話の結末は最初に明示されているので、どうしてそうなったのかと読み進めていく本。大人でも子供でもない時代がいいものだという思いをある側からぶち壊してくれる。(dsaa/男性/30代)
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「夏の文庫100冊 2013」レビューコメント
桜庭さんの独特なな雰囲気に飲み込まれる作品です。最初に結末がわかってしまうので、どんどんその結末に向かっていく様子がわかっていってハラハラ出来る1冊です(夢亜/女性/10代)
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ほんらぶキャンペーン
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
【いつもの1冊】 少女たちの弱くも儚い、純な感情に感動しました。心にグッとくるものがあります。桜庭一樹さんの本で、最初に読ませていただいた一冊です。これを機に、桜庭一樹さんが好きになりました。彼女の本を今では集めるようになっています。
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ほんらぶキャンペーン
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
【いつもの1冊】 少女たちの弱くも儚い、純な感情に感動しました。心にグッとくるものがあります。桜庭一樹さんの本で、最初に読ませていただいた一冊です。これを機に、桜庭一樹さんが好きになりました。彼女の本を今では集めるようになっています。
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
【その他】 発売されたときによんで「これは自分がみつけた自分だけの作品だ」と思った。おかしなことだ。こういうのはだいたい一瞬の幻にすぎないのだけれど、ふしぎなことに、いまだに何度読んでも泣いてしまう。思春期にだけあらわれるうつくしいものが、ミステリというジャンルとむすびついて奇跡のような輝きを放っている。すばらしいが、ほんとうは誰にもすすめたくない。
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ほんらぶキャンペーン
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
ミステリ小説にはまるきっかけになった本です。ページ数もそれほどなく、文章も読みやすかったです。題名からほんわかしたお話なのかなと思っていざ読み進めていくと…とても切ない、苦しい、痛い。読み終わった後の衝撃と後味の悪さが忘れられません。
発売されたときによんで「これは自分がみつけた自分だけの作品だ」と思った。おかしなことだ。こういうのはだいたい一瞬の幻にすぎないのだけれど、ふしぎなことに、いまだに何度読んでも泣いてしまう。思春期にだけあらわれるうつくしいものが、ミステリというジャンルとむすびついて奇跡のような輝きを放っている。すばらしいが、ほんとうは誰にもすすめたくない。
海猫沢めろん/作家
3 SPECIAL BOOKS掲載日:2013/02/28
【情報提供・3 SPECIAL BOOKS】