- ポスト・プライバシー
-
- 価格
- 1,760円(本体1,600円+税)
- 発行年月
- 2009年01月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784787232953
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[BOOKデータベースより]
近代以降、人びとは「他の誰でもない私」「ほんものの自己」を目指すようになるとともに、個人の情報や秘密、私的領域の保護を求めるプライバシー概念を重視するようになった。だが情報技術が飛躍的に向上して一般化した現代社会では、プライバシーの位相は大きく変容している。個人の内面や身体、親密さ、私的領域を聖域化してきたプライバシーが、データベースや情報システムを聖域化するプライバシーへと移行しつつあり、それにともなって私的領域と公的領域の境界も意味を失ってきている。こうした現状を、監視カメラの偏在化やデータベースへの個人情報の登録などの事例からあぶり出す。そして、個人の外部にあるシステムが管理する情報によって「私」が形づくられつつある今日の状況が、社会システムのどのような変化に呼応しているのかを解明する。
第1章 変容するプライバシー
[日販商品データベースより]第2章 データ・ダブルとファンタジー・ダブル―情報生産の問題としてのプライバシー
第3章 “私”は誰がつくるのか―生産の主体の問題
第4章 内面からデータへ―生産の拠点の問題
第5章 脱親密の社会―自己を支えるものの変遷
第6章 身体とプライバシーの変容―身体がもつ社会的意味の変化
第7章 個人の聖性とプライバシー
第8章 個人記号の計量学
個人の情報や秘密を意味するプライバシーの位相が大きく変化している。監視カメラの遍在化やデータベースへの個人情報の登録などを事例に、自分で情報を操作するのではなく、外部にあるシステムが管理する情報によって「私」が形作られている現状を解明する。