[BOOKデータベースより]
「あいつは魔術を使う」と噂された男、ニコロ・マキャベリ。ルネサンスのフィレンツェに生まれた彼が、不死身となり、いまもヨーロッパを闊歩している…?錬金術師ニコラ・フラメルと金銀のオーラをもつ双子は、『アブラハムの書』の数ページを手にパリへのがれた。追跡する魔術師ジョン・ディーが助けを求めたのはマキャベリ…神話と現代がとけあうノンストップ・ファンタジー。
[日販商品データベースより]舞台はパリへ。そこには新たな敵、ニコロ・マキャベリがいた。魔の手をのがれ、フラメルの弟子サン・ジェルマンの家に落ち着いたフラメルたちにさらに危機がせまる…。歴史と神話が現代に甦るファンタジー、第2弾。
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『アルケミスト 錬金術師ニコラ・フラメル』の続編です。
このシリーズはなんと珍しいことに、副題に「○○シリーズ」というのが(邦名では)書いてありません。
英字では『The Secrets of the Immortal Nicholas Flamei』と、各巻に載っているので、原文のシリーズ名(第1巻のの題名)はこれかな(?)という気はします。
さて、第2巻の本書では、敵方の魔術師、まだ正体のはっきり分からないニコロ・マキャベリという人の目線で、物語の大半が進行していきます。
1巻では〈目ざめ〉と呼ばれる、魔力を目覚めさせる儀式を受けることができなかった双子の弟・ジョシュも、やっと〈目ざめ〉を受けることができました。
この作品のちょっと面白いところは、物語の人間の味方側といわれている人物たちが、「危険なヤツ」と称されているマキャベリが、
ジョシュやソフィーと対峙するシーンで、どういうわけか言動が主人公たち側で、やけに主人公たちに優しく感じられるですよー。
悪役の、悪役たる意地悪さがまったく感じられない。なのに、人間側からは結構ひどいこといわれてる。こういうキャラ設定は珍しいタイプだと思います。
これは、原文の時点でこうなのか、邦訳の橋本恵さんのイメージのせいなのか…?
この物語は6巻完結予定なので、まだまだ中盤に差し掛かったばかりの第2巻では、この先登場人物たちがどう動いていくのか、だれが本当の「敵」なのかハッキリしません。
想像を絶する歴史的ファンタジー。そのうえアクションがあり!
1巻の感想にも書きましたが、錬金術師や魔術師、その他にも、歴史的有名人や、伝説の神といわれているキャラクターが次々登場してくるので、そういう世界が好きなお子さんには特にお薦めしたいです。
うちの娘は、今回の巻に登場して、主人公たちを守ってくるれっる伝説の歴史的人物の一人「ジャンヌ・ダルク」の大ファン。
ジャンヌが大活躍してくれる2巻には、とてもドキドキしたそうです。
続きが非常に気になる作品です。(てんぐざるさん 40代・埼玉県 女の子15歳、女の子10歳)
【情報提供・絵本ナビ】