[BOOKデータベースより]
針金でできた小さな人が出かけます。コップに会ったり、ポットに会ったり、マヨネーズのケースに会ったり、みみかきに会ったり。そのたびにその人は、まねをして「ひょ」と腕をあげたり、「よ」と逆立ちをしたりします。蚊取り線香の上を走ったり、ファスナーの上を滑ったり。ページごとに身の回りの物たちとその人との楽しい出会いがたくさんある、新鮮味溢れる絵本。
[日販商品データベースより]耳かき、手袋、マヨネーズなど、小さな針金の人がいろいろな物に出会う。持ち上げてみたり、入ってみたり、真似してみたり…。この人の新鮮な物との出会いが、つつましく楽しく描かれる。
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これまで出合ったことのない、新鮮な気持ちを得た一冊です。
まずは、文字の少なさ。
「あ」「ひょ」「よ」など、ほとんど一文字で、感情が表現されています。
文でなくても、気持ちが伝わることの衝撃。大槻さんにすごいなと思うし、日本語のすごみを感じました。
また、針金でつくられた人間の形。生命を吹き込まれたかのような動きに思わず「動画に負けていない!」とつぶやきそうでした。表情もないのに、ユーモラスさが表現できていて、これまたおどろき。
本当はクラスの読み聞かせに使わせていただこうかと思ったのですが、
遠目に効くかはちょっと不安だったので、遠慮しました。
背景の色が淡い色なので、遠くから見るとやや見づらいかもしれません。黒色だとどうかな?また印象が変わってくるのかな?
とにもかくにも、おもしろかった。心わくわくさせてくれました。(けいご!さん 40代・福岡県 女の子14歳、男の子10歳)
【情報提供・絵本ナビ】