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[BOOKデータベースより]
日本の近代は、さまざまな戦争体験者を生んできた。そのなかで、戦争はどのように記録に残され、記憶されてきたのか。とりわけ、十五年戦争下の子どもと女性、教育、娯楽に焦点を当て、人びとの戦争体験を掘り起こしながら、戦時体験はいかにして文化として継承されるのかを考える。資料にもとづいて当時の状況を生き生きと分かりやすく描き出す実証的な研究。
第1章 戦時体験の現在―記録と継承へのこだわり
第2章 戦時の地方映画館と民衆
第3章 戦争と新聞広告―『東京朝日新聞』の場合
第4章 戦時下の学校―子ども・少女と地久節
第5章 戦争と民衆動員
第6章 戦時体験の継承