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ユーザーレビュー (3件、平均スコア:5)
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
【きっかけの1冊】 「山月記」が自分のバイブルだと思ったのは中学の時です。当時、教科書に掲載されていたのです(今でもですか?)。私の中にもきっと虎(もっとえぐい猛獣かもしれませんが)がいるんだと思いながら大人になりました。自分の「中身」というものについて考えるきっかけになった一冊だと思っています。「李陵」は時折心が折れそうになりました。本当に個人的な楽しみ方ですが、李徴と李陵をB型男子だと思いながら読むと妙な高揚を感じます。
- HonyaClub.comアンケート
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「無人島に持っていくならこの一冊」レビューコメント
40年以上前の高校時代に会って以来、何度も読み返しました。当時の角川文庫本は表紙の文字も薄くなり、セロハンテープで綻びを貼られて未だに手元にあります。李徴となって臆病な自尊心に震え、子路となって孔子に全霊を傾け、司馬遷の突然の不幸に涙し、悟浄のごとく悟空に憧れた、そんな若き日を未だに思い出させる一冊です。新たに買い直した本を手元においていて今も、折につけ読み返しています。無人島に持って行くとしたら何と言ってもこれですね。(aokana/男性/50代)
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20世紀の初頭にこんな話を書いてるんだ
漢文調で読みにくいが、楽しい。特に名人伝なんて少年漫画のノリだ。弓で世界一になろうと、名人に弟子入りする。その名人は世界一の名手と言われる人。師匠に言われて、2年間瞬きをしない修業をしたり、3年間しらみを見つめ続けたり、そういうアホな修行を続ける。そんで、最後にはその師匠と対決。師匠を倒せば世界一だからね。弓の打ち合いをするんだけど、矢はみんな互いに正面衝突。ドラゴンボールかってえの。でも主人公の方が1本多く矢を持ってるんだよね。チャンス、と最後の矢を打つと、師匠はその辺の木の枝で矢を切り払い。これじゃあ、スーパーロボット対戦だよ。感動の後半は読んでのお楽しみってことで。
[BOOKデータベースより]
李陵は、5千の小兵を率い、10万の匈奴と勇戦するが、捕虜となった。司馬遷は、一人李陵を弁護するが、思いもかけぬ刑罰をうける結果となった。讒言による悲運に苦しむ二人の運命に仮託して、人間関係のみにくさ美しさを綴る「李陵」。他に、自らの自尊心のため人喰い虎に変身する李徴の苦悩を描く「山月記」など、中国古典に材をとり、人間の存在とは何かを鮮烈にといかける中島敦の代表作6編を収録。
[日販商品データベースより]五千の少兵を率い、十万の匈奴と戦った李陵。捕虜となった彼を司馬遷は一人弁護するが。讒言による悲運を描いた「李陵」、人食い虎に変身する苦悩を描く「山月記」など、中国古典を題材にとった代表作六編。