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[BOOKデータベースより]
ウィトゲンシュタイン新解釈の立役者にして、その特異な手法ゆえに孤高を保つ哲学の巨人カヴェル。音楽も映画も演劇も、ユダヤ移民の子としての人生も、すべてが哲学の論点と呼応しあい響きあって織りなされる彼の重層的な万華鏡世界が、デリタ‐オースティン論争を中心に展開。デリタの予断を正し、“声”の抑圧を暴く。
第1章 哲学と“声”の横領
[日販商品データベースより]第2章 反哲学と“声”の質入れ(形而上学的な声;異なる哲学をもつ世界;破壊幻想;デリタのオースティンと実証主義の賭け金;弁解の理論の排除―悲劇について;「不真面目なもの」の理論を排除する;懐疑論と真面目さ;コミュニケーションあるいは譲渡をめぐる二つの描像;何が(どのような物)が伝送されるのか?オースティンが動く;世界とかかわる言語についての二つの描像;私が私の言葉に貼りつく―署名についての三つの描像)
第3章 オペラと“声”の貸借
ウィトゲンシュタイン新解釈の立役者である米国の大哲学者カヴェルが、哲学と人間の生との密接な関わりを明らかにし、デリダのオースティン批判を徹底的に論駁。哲学の「声」の抑圧を暴く。