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- くそったれ、美しきパリの12か月
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ヴィレッジブックス Fーク5ー1
A year in the merde.- 価格
- 858円(本体780円+税)
- 発行年月
- 2008年02月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784863329478
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[BOOKデータベースより]
「女は申し分のない下着を身につけている」が、「ぜったいあの国には行くな」友人のアドバイスは的確だったかもしれないが、フランスの会社にヘッドハンティングされたイギリス男のポールは、下着を確認するべく、パリ行きを決めたのだった。もちろんそんなチャンスはすぐに訪れるはずもなく、街を歩けば犬の糞を踏んづけ、イギリス人のプライドをさんざんくじかれ、世の常識はどこにあるのか途方に暮れるのであった…。好奇心と欲望とユーモアを武器に果たしてポールはどうやってサバイブしていくのか。異文化に憧れ、失望し、そして理解するのに役立つ一冊。
9月 犬猿の仲―どうしてフランス人は英語を話す人間を信用しないのか。とりわけ(僕のように)フランス語を話せない者を。
10月 糞を踏む―観光スポットであれほかの場所であれ、パリの街を歩けば糞を踏む。その言葉どおりの意味と象徴としての意味。
11月 我が家でくつろぐように―部屋探し。屋根裏部屋の神話。床板に穴の開いた共用トイレはロマンチックか否か。
12月 美食の大国―フランスに暮らしてずいぶん舌も肥えたけれど、あえてイギリスの食べ物にノスタルジアを感じてみよう。
1月 田舎の別荘―フランスの田舎にある掘り出し物の物件。胡散臭いほど安いコテージを買うことについて。
2月 戦いではなく、愛を―イラク戦争の影迫る。フランス流の性の手ほどきによってラテンの男に生まれ変わる。
3月 座薬の喜び―なんとも寛大なフランスの医療システム。「裏口を活用した治療」を身をもって体験する。
4月 自由、平等、くそまみれ―結局のところ、フランス人は英語を話す人間にかなりの好意を抱いている。エキゾチックなフロレンスにおいては、とくにその傾向あり。
5月 1963年とそのあれこれ―いくつもの長い週末、消化すべき有給休暇、避けがたいストライキ。その年の仕事を五月の一日までに終わせておかなければ、あとあとやっかいになることは、フランス人なら誰でも知っている。