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[BOOKデータベースより]
音楽はあらゆる芸術をつかさどる。そればかりではない。生命原理と創造性の本質にも通じているのだ。わたしたちはみな楽器であり、音楽家である。脳の中では、常に交響曲のような働きが起こっている。耳をすませば、世界を満たす豊饒な旋律が聴こえてくるだろう。そして人生とは、自分だけのハーモニーを奏でることなのだ。シューベルトをはじめ、モーツァルト、ベートーヴェン、ウェーバー、ワーグナーetc.かつて「未完成」との印象的な出会いをした脳科学者が自らの体験をもとに語り誘う、音楽の新たなる地平。
第1章 音楽は微笑む(私の中に楽器がある―シューベルト/交響曲第八番「未完成」;人生の絶対的な座標軸 ほか)
第2章 音楽との出会い(あの静かな没我の様子―R.シュトラウス/歌劇「エレクトラ」;「知りたい」という気持ち ほか)
第3章 音楽と創造力(まるで一つの啓示のように;モーツァルトとザルツブルク ほか)
第4章 音楽のように生きる(日々と音楽―ワーグナー/楽劇「トリスタンとイゾルデ」;知らない自分との対面 ほか)
第5章 特別対談 「音楽の力」―ルネ・マルタン×茂木健一郎(ルネ・マルタン印象記―茂木健一郎;本物の「美」と出会える場「ラ・フォル・ジュルネ」 ほか)
この地上を満たす美しい旋律に、耳をすます。▼脳科学者が解き明かす、音楽の神髄。▼* * * *▼音楽――「music」――は、古来よりあらゆる芸術をつかさどるものとしてあった。そればかりではない。生命原理と創造性の本質にも通じているのだ。人は胎児の頃より外界の音を聴き分け、脳の中では常に交響曲のような働きが起こっている。すばらしい演奏に接する時、私たちは「内なる楽器」を鳴らし、「生命の躍動」は強まる。そして人生とは、自分だけのハーモニーを奏でることなのだ。▼快い音楽を聴く時、脳では何が起こっているのか。名曲の創造の影にあるものとは。名演奏の記憶はどのように処理されていくのか。シューベルトはじめ、モーツァルト、ベートーヴェン、ウェーバー、ワーグナーetc. かつて《未完成》との印象的な出会いをした脳科学者が自らの経験と知をもとに語り誘う、音楽の喜び、その新たな地平。▼ルネ・マルタンとの対談を収める。CDガイド付。
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