生活に生きる故事・説話 中国・日本編

日蓮の例話に学ぶ
レグルス文庫　２６０

第三文明社
若江賢三　小林正博　

• 価格: 990円（本体900円＋税）
• 発行年月: 2007年12月
• 判型: Ｂ４０
• ISBN: 9784476012606

内容情報

[BOOKデータベースより]

仏教の真髄を、中国・日本の故事・説話・歴史的事件を通して平易に語る。

１　人生への指針（短気で、感情に走りがちな四条金吾に対し自身の振る舞いを慎重にするように教えた「孔子と周公旦」の故事；凡夫が仏になることは、民が王になること以上に素晴らしいことであると称えた「堯・舜と丹朱・商均」の故事；石を矢で射るような決定した思いと祈りがあれば、敵は退散してしまうであろうと説いた「李広（石虎）将軍」の故事；真の孝養とは何かを教えた「烏竜と遺竜」の故事；師の偉大さは仕える弟子たちの価値によって決まることを教えた「商山の四皓」の事故　ほか）
２　民衆と仏法（明日の命さえ知れない、佐渡流罪の中で説かれた広宣流布の理想郷「羲農の世・唐虞の国」の故事；仏とは民衆を思いやる行動の中に現れることを示した「中国古代の理想の統治者『堯と舜』」の故事；法華経を信ずることがすべて世法に通達し、世法に通達してこそ法華経の実践者であることを教える「智人は起を知り蛇は自ら蛇を識る」の故事；主・師・親の三徳を具えた日蓮仏法が、すべての衆生を万年の未来までも救うことになることを示す「文王の礼孝と始皇の左道」の故事；幕府は日蓮を用いるだけの度量があるなら立派に興隆するであろうことを示した「太公望と傅説」の故事　ほか）

[日販商品データベースより]

門下の信仰理解を助ける有力な手段として、故事・説話・歴史的事件などの例話を積極的に用いた日蓮。その中から中国・日本のものを解説。仏教の真髄を、中国・日本の故事・説話・歴史的事件を通して平易に語る。