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- 愛と妄想のクラシック
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新書y 183
洋泉社
鈴木淳史
- 価格
- 858円(本体780円+税)
- 発行年月
- 2007年11月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784862482075


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[BOOKデータベースより]
記憶を呼び覚まさぬクラシックなどない。そもそも、代替の効かぬ個人的な体験である音楽の記述に客観性を装うこと自体、おおいなる「幻想」ではないのか?音楽から自らの具体的経験や思考と結びつくさまは消し去ることはできないし、消し去るべきではない。『わたしの嫌いなクラシック』『萌えるクラシック』で、客観性の幻想を衝いてきた著者が、いよいよ「音楽と愛」を語る。音楽の感覚的現実を召還させる著者渾身の新しい「私批評」の試み。
第1章 適度な快活さで(モーツァルト/フルートとハープのための協奏曲ハ長調―死の影を映すように;ヴェルディ/歌劇「トロヴァトーレ」―火刑への眠り ほか)
[日販商品データベースより]第2章 スケルツォ―狂想的に(ラヴェル/夜のガスパール―水の中の鏡のように;ヴィシネグラツキー/四分音システムピアノのための二十四の前奏曲―内部で虫が蠢くように ほか)
第3章 アダージョ―ほとんどアンダンテのように(バルトーク/歌劇「青ひげ公の城」―白い平原;フランク/交響曲ニ短調―溺れて、しかし流されないように ほか)
第4章 葬送行進曲風の主題によるロンド(モーツァルト/歌劇「フィガロの結婚」―熱狂の日を終わらせるもの)
何かを聞けば何かを思い出す。初恋の音楽が、自らの具体的な体験や思考と結びつく様子を、著者ならではの視点で描き出す。愛と妄想のはざまから立ち上がる、極私的批評の試み。