大森荘蔵ー哲学の見本

再発見日本の哲学　

講談社
野矢茂樹　

• 価格: 1,430円（本体1,300円＋税）
• 発行年月: 2007年10月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784062787536

内容情報

[BOOKデータベースより]

１　「超越」という問題（物と知覚；電子の存在；他我問題；知覚像語の構成）
２　無限集合を生成する言葉（二元論批判；「超越」の正体；知覚因果説への応答；物と知覚の重ね描き）
３　立ち現われ一元論への転回（「心の作用」の否定；知覚と思い；世界そのものが立ち現われる；たち現われの虚と実）
４　立ち現われの風景（想起と過去；四次元宇宙と有情の世界；重ね描き・無脳論・脳透視；他我の虚想とアニミズム）
５　言語的制作の可能性（語り存在；過去の制作；経験の時間と制作された時間；自我と他我）

[日販商品データベースより]

私に他人の痛みがわかるだろうか。自己と他者など、哲学の根本問題を考え続けた大森荘蔵。その思索の道筋と魅力を野矢茂樹が余すところなく描く。ひとりの哲学者が、全身で自らの思索を刻んでいく姿を描き出す１冊。