- 深海の覇者・潜水戦艦伊五〇〇 下
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書下ろし太平洋戦争シミュレーション
Joy novels simulation
- 価格
- 943円(本体857円+税)
- 発行年月
- 2007年08月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784408604466
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[BOOKデータベースより]
中佐は通信兵をそばに呼び寄せると、荒木少将へ報告する。「工場へ突入を開始す!」腕時計を見た。午前三時三〇分を過ぎている。「夜明けまで二時間か。その後が問題だな」アメリカ軍も、ようやく日本軍の規模を知ったはずだ。潜水艦からのゲリラ的な上陸だと考えて警官隊に任せたのだろうが、これで、本気で反撃に転じてくるはずだった。「おそらく、タコマ基地からの空襲が最初だろう」ボーイング社では中距離の爆撃機も量産しているから、いくらでも飛んでくるはずだった。「とすれば、工場や市街地にいるほうが安全だ」民間人を人質にすることも考えはしたが、沖縄へ侵攻中のアメリカ軍が県民を人質にした例は報告されていなかった。「海軍陸戦隊は、まず紳士でなくてはならぬ」それが創設当時からの隊規であったのだが、民家への火災の広がりだけは、どうしようもなかった。もっとも、陸戦隊が火を放ったわけではないので、紳士的な戦いは続けられている。「寺沢少佐へ通信連絡!二時間での帰還は取り消し、工場の完全占拠を目指すべし!」―『伊五〇〇』の三式弾がシアトルの上空に炎の花を開く。
[日販商品データベースより]山本五十六元帥の遺志を実現させるため、パナマ運河破壊を目指して潜水戦艦「伊五〇〇」がいよいよ出撃。第八潜水戦隊陸戦隊が、アメリカ本土シアトルに上陸、ボーイング社の工場を占拠する…。