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- 無調のアンサンブル
-
- 価格
- 3,080円(本体2,800円+税)
- 発行年月
- 2007年03月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784624932565
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[BOOKデータベースより]
「表象の歴史学」から「歴史のヘテロロジー」へ。ポスト近代とポストコロニアルの交差する現代にあって“言説ヘテロトピア”に定位した批評の新たなかたちを求めての、思想史家の苦闘の記録。サイードとスピヴァク、さらには歴史記述の問題や政治哲学の現代的位相について論じた論考や関連書評から成る。巻頭に著者の学問的半生を回顧したコーネル大学とナポリ大学での二本の講演をあわせて収録。
歴史の暮れ方に歴史を再考する
[日販商品データベースより]ヴィーコとヨーロッパ的諸科学の危機
歴史を開くために―わたしの内なる「琉球人部落」から
追悼エドワード・W.サイード
無調のアンサンブル―エドワード・W・サイードと人文主義の精神
“言説のヘテロトピア”への自己定位
素のままのサイードの声に触れる
得策ではなかった結語?―「サバルタンは語ることができるか」改訂版への熱いうちの覚え書
グローバリゼーションとポストコロニアル
批評の可能性―G.C.スピヴァク『ポストコロニアル理性批判』を読む
記憶と歴史のあいだで〔ほか〕
『歴史家と母たち』『ヘテロトピアの思考』『超越と横断』等で歴史や思想史に斬新な視角を切り開いた著者の批評集。サイードやスピヴァク、ギンズブルグ、アガンベン、高橋哲哉らとの思想や方法論の親近/同調/批判の言説をつうじて現代思想の深部を直撃する。自身の思想史的経歴をたどる冒頭のコーネル大学講演をはじめとするいくつかの講演、口頭発表をふくみ、手紙や書評、追悼文等のさまざまな形式で、ヨーロッパ思想史から沖縄問題まで幅ひろいテーマを論究する。
目次
I
歴史の暮れ方に歴史を再考する
ヴィーコとヨーロッパ的諸科学の危機
歴史を開くために──わたしの内なる「琉球人部落」から
II
追悼エドワード・W・サイード
無調のアンサンブル──エドワード・W・サイードと人文主義の精神
〈言説のヘテロトピア〉への自己定位
素のままのサイードの声に触れる
得策ではなかった結語?──「サバルタンは語ることができるか」改訂版への熱いうちの覚え書
グローバリゼーションとポストコロニアル批評の可能性──G・C・スピヴァク『ポストコロニアル理性批判』を読む
III
記憶と歴史のあいだで
歴史記述と倫理──高橋哲哉からの問いかけに答える
四〇年後の『歴史とは何か』
サルヴァトーレ・セッティスの方法
自己の脱中心化をめざして
系の歴史学から読解の歴史学へ──二宮宏之にとってのギンズブルグ
IV
法の〈開いている門〉の前で
アガンベン読解のための第三の扉
「神話」としての君主?──グラムシのマキャヴェッリ論への批判的傍注
都市のノスタルジックな形態学
新しいエシックスの鼓動
「水平軸の発想