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- 8月の果て 上巻
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- 価格
- 935円(本体850円+税)
- 発行年月
- 2007年02月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784101229317
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
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「スポーツに関連するオススメ本」レビューコメント
幻の五輪マラソンランナーだった祖父の生涯を追いながら、戦前から現代に至る朝鮮半島と日本の葛藤をえぐり出す。−「BOOK」データベースより引用 ・・・とあるように、スポーツを土台にして、朝鮮の歴史を広い時間軸で語り尽くす物語です。 内容・ボリューム共にかなり重い長編ですが、フルマラソンを走りきるように、文章のリズムに乗って読みきれます。 スポーツ小説ではないのですが、作者・柳美里にしては珍しく最後まで物語が破綻せずに続いているので、 他の作品がだめだった人にもおすすめしたいです。(み/女性/20代)
[BOOKデータベースより]
日本統治下の朝鮮・密陽に生を受け、マラソンでの五輪出場を目指した亡き祖父・李雨哲。そのうしろ姿を追い、路上を駆けることを決意した柳美里。ふたりの息づかいが時空を越えて重なる瞬間、日本と朝鮮半島のあわいに消えた無数の魂が封印を解かれ、歴史の破れ目から白い頁に甦る。偉丈夫の雨哲と美丈夫の弟・雨根。血族をめぐる、ふたつの真実の物語が、いま日本文学を未踏の高みへと押し上げる。