
- 在庫状況:出版社よりお取り寄せ(通常3日〜20日で出荷)
- 超伝導入門 下
-
物理学叢書 103
Introduction to superconductivity.2nd ed.
吉岡書店
マイケル・ティンカム 青木亮三 門脇和男
- 価格
- 5,500円(本体5,000円+税)
- 発行年月
- 2006年12月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784842703381

ユーザーレビュー
この商品に寄せられたカスタマーレビューはまだありません。
レビューを評価するにはログインが必要です。
この商品に対するあなたのレビューを投稿することができます。

[BOOKデータベースより]
本書の著者はBCS以前に超伝導ギャップを実証し、最近はJosephson回路の物理的な解析法を先導しているM.Tinkhamである。その名著「Introduction to Superconductivity」を倍頁近くに増補改訂した第2版を、和訳したものである。その前半部は上巻として既刊であるが、今回、後半部を下巻として刊行して完結する。主な内容としてJosephson効果の応用分野、高温超伝導体、キャリアー注入や電磁照射による非平衡超伝導現象、などが含まれている。これからの新しい超伝導分野の展開にも著者独自の物理的視野のもとで、充分な説明記述がなされている。さらに今後の超伝導素子の開発などに含蓄のある示唆を与えている好著である。
第7章 Josephson効果2:微小接合に固有の現象(リード線インピーダンスの減衰効果;微小静電容量での量子効果 ほか)
第8章 古典的超伝導体における揺らぎの効果(超伝導細線における抵抗の出現;超伝導薄膜における抵抗の出現:Kosterlitz‐Thouless転移 ほか)
第9章 高温超伝導体(Lawrence‐Doniachモデル;層状超伝導体の磁化 ほか)
第10章 特別な問題(Bogoliubovの方法:一般化された自己合理場;磁気的摂動と無ギャップ超伝導 ほか)
第11章 非平衡超伝導(準粒子の不平衡;エネルギー型の不平衡:超伝導の定常的な増強 ほか)