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ユーザーレビュー (2件、平均スコア:5)
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- 紺碧の空
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漢字の奥深さが楽しく分かる
白川静さんといえば漢字学の大家。その白川氏監修のもと、小山鉄郎氏が書いたのが本書です。新聞紙上で小中学生向けのコーナーとして連載されていたので内容は非常に平易ですが、それだけに漢字の深遠さが手に取るようにわかります。
漢字が表意文字であること、そして先人たちの知恵により極東社会に欠かせないものとして成り立ってきたことがこの本を読むとよくわかります。そして、どんな地道で膨大な研究を行うとこういった成果が得られるのか、白川氏の業績に目も眩んでしまいそうです。
許慎の『説文解字』は完成から1900年たったいまも歴史にその名を留めていますが、白川氏の『字統』、『字訓』、『字通』もまた歴史に朽ちることのない名を刻むことでしょう。『常用字解』くらいは常備しておかないと。
この本を読むと安易な漢字の簡略化や不用意な改変が残念に思えてなりません。
ちなみに、この本で一番”なるほど”と思ったのは「遠」という漢字。
「衣」は死者の衣。
「土」は「之」で「止」が変化した形で”足”の形。
「口」は”○”が変化した形で「玉」の意味。
「之繞(しんにょう)」は小道をあらわす「行人偏」に足をあらわす「止」が合わさり「行く」という意味。
つまり、「遠」は”死者が(遠くに)行ってしまうこと”のことです。他界した祖父母の傍らに死の旅路を行く為の草鞋を置いたことが懐かしく感じられました。
- 紺碧の空
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漢字の奥深さが楽しく分かる
白川静さんといえば漢字学の大家。その白川氏監修のもと、小山鉄郎氏が書いたのが本書です。新聞紙上で小中学生向けのコーナーとして連載されていたので内容は非常に平易ですが、それだけに漢字の深遠さが手に取るようにわかります。
漢字が表意文字であること、そして先人たちの知恵により極東社会に欠かせないものとして成り立ってきたことがこの本を読むとよくわかります。そして、どんな地道で膨大な研究を行うとこういった成果が得られるのか、白川氏の業績に目も眩んでしまいそうです。
許慎の『説文解字』は完成から1900年たったいまも歴史にその名を留めていますが、白川氏の『字統』、『字訓』、『字通』もまた歴史に朽ちることのない名を刻むことでしょう。『常用字解』くらいは常備しておかないと。
この本を読むと安易な漢字の簡略化や不用意な改変が残念に思えてなりません。
ちなみに、この本で一番”なるほど”と思ったのは「遠」という漢字。
「衣」は死者の衣。
「土」は「之」で「止」が変化した形で”足”の形。
「口」は”○”が変化した形で「玉」の意味。
「之繞(しんにょう)」は小道をあらわす「行人偏」に足をあらわす「止」が合わさり「行く」という意味。
つまり、「遠」は”死者が(遠くに)行ってしまうこと”のことです。他界した祖父母の傍らに死の旅路を行く為の草鞋を置いたことが懐かしく感じられました。
[BOOKデータベースより]
漢字学の泰斗が解き明かす漢字の世界をイラスト付きでやさしく紹介。
手をめぐる漢字
[日販商品データベースより]足をめぐる漢字
人をめぐる漢字
示をめぐる漢字
申をめぐる漢字
余をめぐる漢字
辛をめぐる漢字
文をめぐる漢字
目をめぐる漢字〔ほか〕
どうして「道」には「首」があるのか。なぜ「美」「善」「義」に「羊」がいるのか。漢字学の第一人者が漢字の成り立ちや体系を楽しく教える本。わかりやすいイラスト付きで漢字の世界をやさしく紹介する。