嵐の季節に

思春期病棟の十六歳
Ｖｅｒｒｕ¨ｃｋｔ　ｖｏｒ　Ａｎｇｓｔ．

徳間書店
ヤーナ・フライ　オスターグレン晴子　

• 価格: 1,540円（本体1,400円＋税）
• 発行年月: 2006年11月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784198622602

内容情報

[BOOKデータベースより]

十六歳のノラは、自分が生まれる直前に亡くなった姉がいることから、幼いころより死は恐ろしいものと思っていた。モルモットのロリ、犬のチクタク、アメリカの伯母、若い叔父―まわりで続くいくつもの死に、不安は増していく。ボーイフレンドや親友がさしのべる手も、ノラの心の奥深いところまで届かず、恐怖はじょじょに体の変調となって現れるようになる。そんなある日、父親の不倫をめぐる両親のケンカを耳にしたノラは、耐えきれず、大量の薬をのんでしまった。目覚めたところは、思春期病棟―心を病んだ少年少女たちが守られ、回復してゆく場所だった。ノラも、医師との面談や、仲間の少女との交流によって、しだいに自分をとりもどしてゆく。そして母との面会のさなか、ついに、ノラは抑えこんでいた感情を爆発させ…？繊細な少女の心の彷徨と再生を綿密な取材にもとづいて描き、静かな感動を呼び起こす一冊。１０代〜。

[日販商品データベースより]

幼い頃から「死は恐ろしいもの」と思っていた１６歳のノラは、次第に不安にとりつかれ…。繊細な少女の心の彷徨と再生を、綿密な取材に基づいて描き、静かな感動を呼び起こす、ドイツのヤングアダルト文学の傑作。