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[BOOKデータベースより]
「満洲国」はどのように成立し、発展し、崩壊し、現在の中国、ロシアに何をもたらし、遺したか。清朝最後の皇帝・溥儀を写した一枚の絵葉書を手始めに、満洲国で発行された切手、残された封書や葉書、消印を駆使して国家や社会、時代や地域のあり方を見つめ直してゆく。切手を中心とする郵便資料を活用して、歴史を再構築する画期的な試み。
紫禁城から静園へ
[日販商品データベースより]満洲切手の誕生
事変一周年から建国一周年へ
満洲国皇帝になった溥儀
塗りつぶされた切手
シンボルとしての熱河避暑山荘
国都・新京の誕生
満洲国の中の日本―満鉄付属地と治外法権
あじあ号の一万キロ
満ソ国境の物語
天照大神が来る
一九四〇年九月の切手発行ラッシュ
“大東亜戦争”の開幕
建国十周年の諸相
日本之亡即満洲之亡
満州国の遺産
満洲事変から75年。幻の“王道楽土”が目指したものは何だったのか。「満洲」の建国から崩壊後まで、残された切手や消印、封書・葉書を駆使して、満洲国13年半の等身大の姿を再現した意欲作。