雁渡り

照降町自身番書役日誌
広済堂文庫　１２３５

廣済堂出版
今井絵美子　

• 価格: 660円（本体600円＋税）
• 発行年月: 2006年08月
• 判型: 文庫
• ISBN: 9784331612385

内容情報

[BOOKデータベースより]

日本橋北内神田堀江町、小舟町、小網町の三町は、雪駄屋、下駄屋、傘屋の問屋が軒を連ね、一方は晴天を、一方は雨天を望むので、通称照降町と呼ばれている。理由あって武家を捨て町人として小舟町の自身番書役を務める喜三次。自身番に持ち込まれる事件に怒り、悲しみ、涙し、癒され、町の人に助けられ三年が過ぎた。仕舞た屋の住人、裏店に住む町人たちの人間模様をほのぼのと描く書下ろし時代小説シリーズ第一弾。