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[BOOKデータベースより]
アジアを研究対象とする近代日本の人文社会科学は、欧米の東洋学と中国の伝統的学問を強く意識しながら、それらとの交流と対抗のなかで発展していった。近代日本の東洋学の軌跡をたどって、日本とアジア諸地域との双方向視点と学際的視野から、緊張した磁場の構造を明らかにする。そこから、中国及びアジア認識をめぐる今日的な問題性のありかが浮き彫りにされてくるであろう。
序章 東洋のなかの東洋学
[日販商品データベースより]第1章 日本的「東洋学」の形成と構図
第2章 東洋史学の形成と中国―桑原隲蔵の場合
第3章 植民地の帝国大学における人類学的研究―京城帝国大学と台北帝国大学の比較
第4章 東亜考古学と近代中国
第5章 近代仏教学の展開とアジア認識―他者としての仏教
第6章 戦前日本の「回教徒問題」研究―回教圏研究所を中心として
第7章 中国中間団体論の系譜
第8章 日中戦争前夜の中国分析―「再認識論」と「統一化論争」
付録 文献解題・研究機関等紹介
近代日本の東洋学を取り巻いていた磁場の構造は、欧米ともアジア諸国とも異なる日本的東洋学の展開を生み出し、そのはらむ問題性は今日にも受け継がれている。長期的視野から、近代日本の東洋学の軌跡を振り返る。