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技術空洞

VAIO開発現場で見たソニーの凋落
Kobunsha paperbacks 079

光文社
宮崎琢磨 

価格
1,047円(本体952円+税)
発行年月
2006年04月
判型
B6
ISBN
9784334933791

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内容情報
[BOOKデータベースより]

いまやソニーは昔のソニーではない。この現実を著者はVAIO開発に携わってつぶさに体験し、絶望して退社した。現在、薄型液晶テレビBRAVIAが好調で、「ソニー復活」とまで言われているが、それは木を見て森を見ないメディアの勝手な判断である。なぜなら、BRAVIAのパネルは韓国サムスン製だからだ。独自のブラウン管技術で市場を疾駆したかつての姿は、見る影もない。同じように、携帯音楽プレーヤーの代名詞だったウォークマンは、現在iPodに完膚なきまでに叩かれている。つまり、今のソニーには誇るべき独自の技術がほぼなくなってしまった。新CEOハワード・ストリンガーが立て直そうとしているソニーは、ソニーという一流ブランドを持った三流企業でしかない。数字至上主義、歪んだ成果主義、社内の派閥争い…これらが、ソニーから企業存立の根幹である技術を奪い去ってしまったからだ。

第1章 栄光のVAIO
第2章 失速するVAIO
第3章 見せかけ成果主義とハリボテ組織
第4章 こうしてソニーは技術を失った
第5章 音楽を捨てたAVメーカー
第6章 さらばソニー

[日販商品データベースより]

今やソニーは昔のソニーではない。ソニーには、誇るべき独自の技術がほぼなくなってしまった。ソニーから、企業存立の根幹である技術を奪い去ってしまったものとは…。VAIO開発に携わった著者が全てを明かす。



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