思春期の危機をどう見るか

岩波新書　新赤版９９８

岩波書店
尾木直樹　

• 価格: 880円（本体800円＋税）
• 発行年月: 2006年03月
• 判型: 新書
• ISBN: 9784004309987

内容情報

[BOOKデータベースより]

「普通の子」による凶悪事件、ネット犯罪、誘拐、学力格差の拡大、コミュニケーション不全…。情報化の進展など、社会を取り巻く環境が急速に変化するなかで、いま子どもの世界に何が起きているのか。さまざまな事例を丹念に検証し、今日の子育てや教育の問題点を具体的に指摘。現代における「思春期」の意味を改めて問い直す。

第１章　激変する思春期の現状―進む大人とのボーダレス化（暴力を生きる子どもたち；ネット社会と思春期）
第２章　「思春期の危機」はなぜ深刻化するのか―今日的特性を考える（「危機」を加速させた「学力低下」批判；社会は子どもを育てているか　ほか）
第３章　思春期の意味を問い直す―成長への条件を奪われる子どもたち（成長への条件を奪われる現代の思春期；思春期とは何か　ほか）
第４章　時代を生きる力―新たな二つの課題（急がれるネット教育の確立；時代を生きる力とキャリア教育）
第５章　思春期とともに生きる社会―「子ども市民」の育成をめざして（求められる心かよう教育行政；「子ども市民」を育てる―大胆な子ども参画の拡大）

[日販商品データベースより]

「普通の子」による凶悪事件、ネット犯罪、学力格差の拡大…。社会環境の急速な変化の中で、思春期の子どもたちに何が起きているのか。現代の子育てや教育の問題点を指摘し、子どもと社会の新しい関係を構築する。