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- ガラスのジゼル
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くうの絵本箱
Gisele de verre.編集工房くう 地方・小出版流通センター
ベアトリーチェ・アレマーニャ 編集工房くう- 価格
- 3,080円(本体2,800円+税)
- 発行年月
- 2005年11月
- 判型
- A4変
- ISBN
- 9784903003009
[日販商品データベースより]
ジゼルはガラスの少女。その思いはすべて透けて見えてしまう…。ジゼルの透きとおった体と心を、本文の絵にトレーシングペーパーの絵を重ねて表現。はかなく透き通った、そして鋭くとがった、ガラスのような絵本。
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ちょっと前にブームになった、思っていることが周囲の人に全部聞こえてしまうというサトラレの話ととても設定が似てますね。
ガラスでできた美しい子供ジゼル。だけど頭のなかも透き通って見えてしまう。いいことも、悪いことも。
周囲の人々に疎まれジゼルは町を出たが、どこへ行っても異端児扱い。結局ジゼルは誰からも受け入れられないまま今もなお旅を続けている…。
救いがないですね。異質なものを嫌うのは人間社会の真理でもありますが、ちょっと子供に読ませるのは厳しすぎるかな…。
もし自分は変だと感じている子供が読んだら、社会への期待が持てず人間不信になってしまいそうです。
絵もダークな色合いなので子供向きじゃないですね。
ただ、大人が読むアート本としてなら、ジゼルのはかなげな感じもいいですし、ちょっとシュールな終わり方も受け入れられますし、絵も60年代風おしゃれな感じでなかなかいい作品だと思います。(エレンディラさん 30代・東京都 女の子1歳)
【情報提供・絵本ナビ】