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[BOOKデータベースより]
武家の古都鎌倉には、鶴岡八幡宮をはじめ鎌倉五山など、由緒ある古社寺が多い。とりわけ、北条氏が創建した建長寺や円覚寺の建築は、全国の禅宗伽藍の規範となった。また近世には、禅宗・浄土宗・日蓮宗などの伝統的な寺院で本格的な大建築が再建され、今日に伝えられている。本書は、建築遺構や指図・古絵図類の調査をもとに、近年の発掘調査も活用しながら、鎌倉郡衙がおかれた古代から江戸末期までの各時代の建築を論述し、その具体像を浮き彫りにする。増補に際して、世界遺産へ向けての普遍的価値も論述した。
第1章 覇都の創造(前史―古代鎌倉の建築;鎌倉時代前期の将軍家による社寺創建 ほか)
[日販商品データベースより]第2章 天下禅刹の盛(栄西の求法と南宋五山;鎌倉時代前期の禅宗寺院 ほか)
第3章 室町の残照(鎌倉幕府の滅亡と室町前期の社寺;室町初期の社寺復興 ほか)
第4章 近世の復興(鶴岡八幡宮の寛永造替と江戸初期の寺院復興;江戸中期の社寺造営 ほか)
エピローグ 明治以降の動向
増補 新たな知見と世界遺産登録へ(新たな知見;世界遺産登録に向けて)
建築遺構や指図・古絵図類の調査をもとに、近年の発掘調査も活用しながら、鎌倉郡衙がおかれた古代から江戸末期までの各時代の建築を論述し、その具体像を浮き彫りにする。世界遺産へ向けての普遍的価値も述べる。