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[BOOKデータベースより]
ある日突然村を襲った大津波によって、家も、家族も奪われ、独りぼっちになってしまった少年ジヤ。しかし彼は、周囲の人々の暖かい愛情に包まれて成長し、やがて再び海に立ち向かってゆくのだった…。ノーベル賞作家パール・バックが日本を舞台に描いた、大自然と共に生きる人々の生と死、そして愛を、優しく澄みきった、情感溢れる黒井健のイラストレーションにのせて贈ります―。
[日販商品データベースより]ある日突然村を襲った大津波によって、家も家族も奪われ、ひとりぼっちになってしまった少年ジヤ。しかし彼は、周囲の人々の暖かい愛情に包まれて成長し…。ノーベル賞作家パール・バックによる珠玉の短編小説。
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パール・バックが日本の津波を題材にした物語です。
津波で家族を失ったジヤが悲しみを克服して成長し、やがて津波で家が流された土地に家を建てるまでを語られています。
書かれたのは昔ですが、読んでいてあの3月11日の光景を思い出しました。
津波の恐ろしさと家族を失った心の傷は決して癒えることはないでしょう。
泣いて泣いて打ちのめされても、腹がすいてものを食べるようになったら、少しずつ元気を取り戻していく。
生は死より強し。
ジヤを引き取った友人のキノ家族の優しさが素朴に描かれています。
哀しい話ではありますが、とても癒しのある話。
また津波に襲われるかもしれない土地に戻る人々。
その勇気と郷土愛が切なくもあります。
ここまで情緒たっぷりに日本の話を外国人が書いていることが素晴らしいですね。
東北の復興と、悲しみが繰り返されないことを願います。(ヒラP21さん 50代・千葉県 男の子14歳)
【情報提供・絵本ナビ】