- 在庫状況:品切れのためご注文いただけません
- あいにいくよ、ボノム
-
講談社の翻訳絵本
Bonhomme.- 価格
- 1,650円(本体1,500円+税)
- 発行年月
- 2005年01月
- 判型
- A4
- ISBN
- 9784061892460
[日販商品データベースより]
エミリは赤い山の上にいる、ころころと太って頭にひょろりと長いトゲの生えた男の子「ボノム」と友達になるが…。「ぞうのババール」シリーズでおなじみのL・ブリュノフの傑作絵本。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- きみがいるから
-
価格:1,650円(本体1,500円+税)
【2024年03月発売】
- まよなかのおしっこ
-
価格:1,430円(本体1,300円+税)
【2022年07月発売】
- アニマルバスともぐらバス
-
価格:1,430円(本体1,300円+税)
【2022年08月発売】
ぷくーっとした丸っこい体に太い線が頭から一本、のへんないきものと、赤い服を着たキュートな女の子の組合せ。それだけで気になってしょうがない。以前図書館で見かけて忘れられなかったこの本、絶版になっていたらしい。この度新しく復刊されて再会、うれしい! 作者は大好きな「ぞうのババール」のロラン・ド・ブリュノフ(息子の方)、気になる生き物を描かせたら天下一品(と私は思ってます。)、どうりで。 女の子の名前はエミリ。あかいやまのふもとに住んでいます。あかいやまには頂上に木が一本だけ生えていて、エミリがぼうえんきょうで覗くと、いつもあたまにながい「とげ」がひょろっと生えたそのおとこのこが座っているのです。ある日、エミリは決心し、あかいやまを一人で登り、おとこのこに会いに行きます。エミリはその子を「ボノム」と呼び、すっかり打ち解けた二人は楽しいときを過ごします。 その頃、家では両親がエミリを探していました。まさかあかいやまをひとりで登るなんて考えつかなかったのです。市長さんに相談し、警官まで出動、大騒ぎになりボノムはつかまってしまいます。エミリの必死の説得で「頭のとげに栓をする」という変な約束でやっと家に連れて帰ることができたのでした。そしてその夜、ボノムはエミリの家族とゆっくり過ごします。そして・・・。 可愛らしくて、ちょっと切ない気持ちにさせられるこのお話。でも読んだ後、、それぞれが自立した、とても大人っぽいフランスらしい絵本だなぁ、と思いました。例えば、エミリは全て自分で考えて行動します。自分で友達を見つけ、自分で会いに行き、その後の付き合い方も自分で考えた結果なのです。もちろんボノムは自分がどうしたらいいか一番良く知っている様です。そしてそれをそっと見守る両親。子供が読んだ後、そんな部分にちょっとでも反応してくれたらいいな、と思える本です。 それにしても、正体の解らないものに対応する大人の姿が一番滑稽ですね。
(絵本ナビ編集長 磯崎園子)
たまたま、図書館で訳者の違う2冊に出会いました。
読み比べてみて、訳でずいぶん違うものだと思いました。
とても貴重な体験でした。
言葉のちょっとした違いで、感じるものがまったく違います。
意味が違ってきます。
そう思うと、外国の絵本は訳者によっては、意図が伝わっていないかもしれないですね。(おるがんさん 40代・高知県 女の子、男の子)
【情報提供・絵本ナビ】