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「偉大なる魂」の神話と真実 Mhatma Gandhi and his apostles.
新評論 ヴェド・メータ 植村昌夫
点
数百の声が結ぶ残像と実像。直弟子達の証言によって、神話の彼方から現れる「聖者」の肉声と「戦闘的非暴力」の日常。
第1部 微妙で永続的なかたち(バプー;遺物と記念碑;編集者、伝記作家、書誌学者たち;家族;後援者たち)第2部 自伝と伝記から(バニヤーの生まれ;カーティヤーワールの少年;英国留学生;弁護士;地域の奉仕者;南アフリカのサティヤーグラヒ;インドのサティヤーグラヒ;建設プログラムの推進者;殉教者)第3部 同志たち(非暴力―ブラフマチャリヤと山羊のミルク;革命―建設プログラムとそのマハトマたち)
世紀の「聖者」を脱神話化し,生身の姿に迫る 「インド建国の父」マハトマ・ガンディー。古代ヒンドゥーの宗教文化と、現代の政治的社会的革命思想との融合を試みたこの偉大な指導者は、周囲からの度を超した神聖視のために生前から神話に包まれており、明確な人物像を描くことの困難な人でした。そんな「聖者」の虚像、残像、実像を、彼と直接かかわった弟子、親族、支持者たち数百人へのインタビューを通して彫り出そうとしたのが本書です。著者メータはアメリカ国籍のインド人(『停電の夜に』でピュリッツァー賞を受賞したジュンパ・ラヒリや、『シックスセンス』『ヴィレッジ』などで著名な映画監督N.シャマランと同じ、漂流のインド詩人と言えます)。没後60年近くを経てなお、祖国インドの「文化的シンボル」として生きているガンディーを、卓抜したインタビューの手腕であざやかに甦らせます。 ガンディーの「非暴力」や「市民的不服従運動」はよく知られていますが、本書で明らかにされる彼の言行をみると、「ワークシェアリング」の先駆者でもあったことがわかります。アーシュラム(修行道場のような共同体)のなかで、ガンディーは住人にそれぞれの得意なことを仕事として任せ、だれもがつねに仕事をもつ状態を創出していました。偉大な、それでいてユーモア好きで愛らしい人物の日常と肉声を、作家の愛情のこもった眼差しが生き生きと描き出します。未知のガンディー像に触れることのできる秀作です。
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1位
又吉直樹
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2015年03月発売】
一覧を見る
[BOOKデータベースより]
数百の声が結ぶ残像と実像。直弟子達の証言によって、神話の彼方から現れる「聖者」の肉声と「戦闘的非暴力」の日常。
第1部 微妙で永続的なかたち(バプー;遺物と記念碑;編集者、伝記作家、書誌学者たち;家族;後援者たち)
[日販商品データベースより]第2部 自伝と伝記から(バニヤーの生まれ;カーティヤーワールの少年;英国留学生;弁護士;地域の奉仕者;南アフリカのサティヤーグラヒ;インドのサティヤーグラヒ;建設プログラムの推進者;殉教者)
第3部 同志たち(非暴力―ブラフマチャリヤと山羊のミルク;革命―建設プログラムとそのマハトマたち)
世紀の「聖者」を脱神話化し,生身の姿に迫る
「インド建国の父」マハトマ・ガンディー。古代ヒンドゥーの宗教文化と、現代の政治的社会的革命思想との融合を試みたこの偉大な指導者は、周囲からの度を超した神聖視のために生前から神話に包まれており、明確な人物像を描くことの困難な人でした。そんな「聖者」の虚像、残像、実像を、彼と直接かかわった弟子、親族、支持者たち数百人へのインタビューを通して彫り出そうとしたのが本書です。著者メータはアメリカ国籍のインド人(『停電の夜に』でピュリッツァー賞を受賞したジュンパ・ラヒリや、『シックスセンス』『ヴィレッジ』などで著名な映画監督N.シャマランと同じ、漂流のインド詩人と言えます)。没後60年近くを経てなお、祖国インドの「文化的シンボル」として生きているガンディーを、卓抜したインタビューの手腕であざやかに甦らせます。
ガンディーの「非暴力」や「市民的不服従運動」はよく知られていますが、本書で明らかにされる彼の言行をみると、「ワークシェアリング」の先駆者でもあったことがわかります。アーシュラム(修行道場のような共同体)のなかで、ガンディーは住人にそれぞれの得意なことを仕事として任せ、だれもがつねに仕事をもつ状態を創出していました。偉大な、それでいてユーモア好きで愛らしい人物の日常と肉声を、作家の愛情のこもった眼差しが生き生きと描き出します。未知のガンディー像に触れることのできる秀作です。