- 都市は他人の秘密を消費する
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- 価格
- 770円(本体700円+税)
- 発行年月
- 2004年10月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784087202649
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【2011年03月発売】

























[BOOKデータベースより]
近代的都市が発達すると、大勢の人が地方や外国から流入してきて、匿名性が浸透し、生活は流動的になる。都市生活に適応するために大切なのは、最新情報である。そこで、次第にマスメディアが発展し、人々の秘密をニュースとして発掘する、新しい情報環境が創造された。都市に生活する人間は、他人の秘密をニュースとして消費する、メディア探偵とも呼ぶべき人間に変身していくのである。本書は、東西の探偵小説、推理小説を素材として取り上げながら、われわれの陥っている、他人の秘密を知って安心し楽しむ、一億総探偵現象の社会心理を解き明かそうとするものである。都市的人間はあまりにも知ることに追われている。
序章 人はなぜ知りたがるのか
[日販商品データベースより]第1章 都市の雑踏
第2章 都市の秘密
第3章 都市の成長とメディアの発達
第4章 都市の成熟と探偵の誕生
第5章 都市が生んだよそ者と探偵
終章 情報化され社会化された秘密は誰のものか
こんなにも熱心にテレビを見、新聞雑誌を買いこみ、事件や犯罪を追跡する私たち。都市論、メディア論を展開しながら解き明かす、情報消費社会の様相と一億総探偵現象の社会心理。