存在と灰

ツェラン、そしてデリダ以後

人文書院
守中高明　

• 価格: 2,640円（本体2,400円＋税）
• 発行年月: 2004年06月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784409040676

内容情報

[BOOKデータベースより]

ツェランの経験、転回期ハイデガーとヘルダーリン、朔太郎の抵抗、ブランショによるマラルメ、ブルトンの問い…抽象化を拒絶し、言葉の物質性そのものに触れんとする強靱な意志。闘争の思考に貫かれた、来るべき詩学。

１　詩的言語のポリティクス（灰の分有―パウル・ツェランという音域；二人、あるいは盲目―パウル・ツェランの眼差し　ほか）
２　翻訳の詩学（翻訳者としての詩人―国語批判のために；「詩句」と「翻訳」―ブランショによるマラルメ　ほか）
３　境界の詩人たち（ノスタルジーの新たなる闘い―ジョナス・メカスのために；力の刻印―ヴィクトル・セガレン『碑』をめぐって　ほか）
４　シュルレアリスムの問い（ブルトンと他性のコミュニケーション；贈与と驚異―『ナジャ』論）

[日販商品データベースより]

ツェランの経験、転回期ハイデガーとヘルダーリン、朔太郎の抵抗、ブランショによるマラルメ、ブルトンの問い。抽象化を拒絶し、言葉の物質性そのものに触れんとする強靱な意志。闘争の思考に貫かれた来るべき詩学。