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[BOOKデータベースより]
第二次世界大戦中アメリカは検閲局を設立、登用された民間人の局長バイロン・プライス(元AP通信編集主幹)は、「自主検閲」という原則によって各種のメディアを監督し驚くべき成功を収めた。アメリカがいかに言論の自由を傷つけずに戦時検閲を実施し得たのか。国立公文書館などの一次資料を駆使して、メディアに対する検閲がどのように始まり、進められそして終了したかを明らかにするとともに、日本におけるメディアと検閲、そして現在進行するイラク戦争・占領報道とマスメディアの関係を考える上にも有益な書。「ブック・オブ・ザ・イヤー賞」受賞。
第1章 第二次世界大戦における検閲の起源と範囲―検閲局長の全面責任において
[日販商品データベースより]第2章 自主検閲の確立―検閲官がとても厳しい手紙を送ってきた
第3章 検閲と陸海軍およびホワイト・ハウス―勝手な火消し役の寄せ集め
第4章 ラジオの検閲―審判が試合を中止した理由は言えない
第5章 ドルー・ピアソンとその秘密―ピアソンは書けないことを話そうと言った
第6章 報道機関と大統領の旅―大統領はお出かけ中
第7章 軍事機密と検閲の終わり―国家の安全に関する最高の思慮
真珠湾攻撃直後にアメリカは検閲局を設立、「自主検閲」の原則により放送や新聞を監視し驚くべき成功を収めた。言論の自由と民主主義を標榜するアメリカで実施された戦時検閲とマス・メディアの関係が今明かされる。