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価格：607円（本体552円＋税）
【2004年12月発売】
価格：1,980円（本体1,800円＋税）
【2005年02月発売】
価格：440円（本体400円＋税）
【2017年06月発売】
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学生のうちに読んでおきたかった。
もちろん、本書で描かれている、迸るほどの熱いパトスは齢30を超えたこの自分にも十分に伝わってきたが、やはり、こういう本はもっと若い時分に読みたいし、読むべきだったと思う。今更そんなことを言っても栓のないことだが。
はっきり言って、主人公の野島はちょっとキモイ感じもするが、最後の大宮への手紙。これこそ本書を締めくくるに相応しい、情熱に充ち溢れた文章だった。この最後の文章を真実味のあるものにするために、野島のキャラクターは形作られたのではあるまいか。