明治維新と西洋文明

岩倉使節団は何を見たか
岩波新書　新赤版８６２

岩波書店
田中彰　

• 価格: 902円（本体820円＋税）
• 発行年月: 2003年11月
• 判型: 新書
• ISBN: 9784004308621

内容情報

[BOOKデータベースより]

男女の風俗、議会、工場、公園に博物館―明治初年、近代化の課題を背負って二年近い欧米視察の旅を続けた「岩倉使節団」にとって、西洋文明との出合いは衝撃の連続だった。その公的な報告書である『米欧回覧実記』を丹念に読み解き、「大国」への道を選んだ近代日本がその経験から何を受け止め、何を排除していったのかを浮き彫りにする。アンコール復刊。

１　明治維新と『米欧回覧実記』
２　西洋文明との出合い
３　政治と教育
４　資本主義のシステム
５　社会への視点
６　科学と文化
７　『米欧回覧実記』と『文明論之概略』―蒲安臣使節団ならびに中江兆民とも関連して

[日販商品データベースより]

明治初年、欧米視察の旅を続けた「岩倉使節団」にとって、西洋文明との出会いは衝撃の連続だった。その報告書「米欧回覧実記」を丹念に読み解き、近代日本がそこから何を受け止め、何を排除していったかを考える。