近世の念仏聖無能と民衆

吉川弘文館
長谷川匡俊　

• 価格: 7,700円（本体7,000円＋税）
• 発行年月: 2003年09月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784642033862

内容情報

[BOOKデータベースより]

幕藩制下、浄土宗の僧侶のなかに「捨世派」と称される念仏者たちがいた。近世の念仏聖である捨世派僧、無能が東北で行った布教の足跡を、民衆との信仰的関わりのなかで考察。念仏聖の近世的性格とその意義を解明する。

序章　研究の視点と課題
第１章　史料と無能の生涯
第２章　奥州の念仏勧化―巡錫地と寺々
第３章　羽州の念仏勧化―巡錫地と寺々
第４章　無能の奥羽教化の実績と特徴
第５章　無能の念仏勧化による民衆の現証・現益
第６章　無能と天童青柳家の信仰と慈善
第７章　無能の念仏勧化を支えたもの
第８章　無能没後の無能信仰と弟子不能の無能寺開創
終章　念仏聖無能と民衆の信仰

[日販商品データベースより]

幕藩制下、浄土宗の僧侶の中に「捨世派」と称される念仏者たちがいた。近世の念仏聖である捨世派僧、無能が東北で行った布教の足跡を、民衆との信仰的関わりの中で考察。念仏聖の近世的性格とその意義を解明する。