突破者流「殺し」のカルテ

動機と時代背景から読み解く殺人者の心の暗部

日本文芸社
宮崎学（評論家）　

• 価格: 1,430円（本体1,300円＋税）
• 発行年月: 2003年09月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784537251609

内容情報

[BOOKデータベースより]

極限状態の殺人者心理を暴く！当代一のアウトローが初めて明かした完全殺人成立への危険な手口。

第１章　貧困や差別でなく、過剰なまでのヒロイズムが生んだ殺人―梅川昭美三菱銀行北畠支店猟銃強盗殺人事件
第２章　異物は徹底的に排除する「均質化社会」による裁きの殺人―和歌山毒物カレー事件、埼玉本庄保険金詐欺殺人事件
第３章　世も末の警察汚職という温床から発生した殺人―神奈川県警戸部署容疑者銃殺事件、てるくはのる事件
第４章　マルチ商法で暗躍した者に与えられた「神の手」殺人―豊田商事永野会長刺殺事件
第５章　組織という結束が裏切り者排除に向かった末の殺人―連合赤軍あさま山荘事件、オウム地下鉄サリン事件
第６章　バブルの享楽に溺れた者への「返礼」殺人―エセ同和・尾崎清光射殺事件
第７章　ウソっぱちのテレビ・新聞報道と殺人事件の関係性―犯罪報道とメディアの欺瞞を斬る

[日販商品データベースより]

加害者が犯罪へと踏み込むとき、そこにはどんな思いと錯覚があったのか。「連合赤軍事件」から現在に至るまで、時代を反映した重要殺人事件を取り上げ、極限状態の殺人者心理を暴くアウトロー流殺人事件論集。