[BOOKデータベースより]
この絵本の舞台は、大阪府堺市です。1945年7月9日から10日未明の大阪堺大空襲で、なくなった人のかずは1,394人、けがをした人のかずは1,574人、その中には、家族が全部死んでしまって、だれも探してくれず、身元もわからない“ななしのごんべさん”が、たくさんいたそうです。
[日販商品データベースより]太平洋戦争のさなか、脳性まひのもも子に心よせるふたごの兄弟。しかしある夜、空襲警報が鳴り響いて…。戦時下に芽生えた幼い恋心を描きながら、障害者差別と戦争の悲惨さに切り込む渾身の絵本。
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価格:1,650円(本体1,500円+税)
【2010年11月発売】
戦争の本を読み続けるのには気力がいる。
現在、息子の夏休みの宿題のために戦争に関連する本を読んでいます。いつも思うのは戦争は地獄。地獄を体験したことがあるわけではないけれど、一冊一冊を読むのにエネルギーを吸い取られるような気持ちになるのです。
そして、『てっぽうをもったキムジナー』と立て続けに読んだのがこの本です。
大阪堺の空襲が描かれています。「だれも探してくれず、身元もわからないが、たくさんいたそうです」という一文が心に突き刺さるようでした。遺族の方の気持ちまた空襲に遭われて亡くなられていった方々の無念さを思うと。
言葉で絵で戦争を伝えるというのは容易なことではないと思います。しっかりと受け止めていきたいと思いました。(はなびやさん 40代・愛知県 男の子11歳)
【情報提供・絵本ナビ】