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- 現代民話考 1
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ちくま文庫 ま8ー2
河童・天狗・神かくし
- 価格
- 1,430円(本体1,300円+税)
- 発行年月
- 2003年04月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784480038111
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【2014年08月発売】
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「近現代史<昭和・平成>」レビューコメント
現代民話考をひもとくと、通史の中には、歴史の実体は無いのかもしれない、という気さえしてくる。この本の中には勿論、年号や史実、史観などが出てくるわけではない。それでも、採録された無数の「現代民話」の中からは、昭和の子ども、女性、男たちの不安や恐れ、悩みや夢、笑いさえもが、聞えてくるような気がする。例えば、軍隊の怪談、偽汽車の話、幽霊タクシー、死の知らせ、学童疎開、学校の怪談。ラジオ・テレビ局の笑話と怪談。女子アナ小話なども同類かもしれない。それらを民話を模した作り話と切り捨てるか、都市伝説とくくるか、人さまざまだろう。それでもなお、河童が川の水質汚染を嘆いて立ち去ったという話には、やはり人々の心の奥底が反映しているように思えてならない。きっと、現代民話には歴史の底流が脈打っているからにちがいない。(ヘイセイねこ塾講師/男性/60代以上)
[BOOKデータベースより]
時代を超え、地域を越えて、いのちある限り、唇に言葉がある限り、現代の民話はふつふつと生まれている。全国各地に伝わる現代の民話を、テーマ別に編んだ、好評のシリーズ(全12巻)決定版。文庫化にあたって、各巻に、新たな聞き書を収めた。世にも不思議な話ばかり。現代の「遠野物語」を求めてやまない第一人者による、画期的な仕事の集大成。
第1章 河童(河童にあう;河童婿入;河童のお産 ほか)
第2章 天狗(天狗のお囃子や笑いなど;天狗のいたずらやお客など;天狗に力などをもらう、弟子など ほか)
第3章 神かくし(天狗による神かくし;山の神などによる神かくし;何ものとも知れぬ神かくし ほか)