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「おすすめ安土桃山(戦国)時代の本」レビューコメント
銀閣寺を作った足利義政は多彩な文化人として知られるが、将軍なのになぜ政治ではなく文化にのめりこんだのか。母や妻など家族との関係と義政がのめりこんだ文化を多くの観点から筆者が語っている。個人的には、読んだ後義政を「なんでこんなやつが将軍に」と思うことは少なくなりました。悪政をしいたかもしれないが、日本の文化を残してくれたのか、と思った。(ホメロス/男性/20代)
[BOOKデータベースより]
一人の無能な将軍が恣につくりあげた文化が、その後の日本人すべての美意識を決定づけた。著者が半世紀にわたって深く関心をもちつづけてきた東山文化。それはどのようにして生まれたのかを、愛着をこめて描く。
序章 東山時代と燻し銀の文化
[日販商品データベースより]第1章 父義教の暗殺
第2章 乳母と生母の狭間で
第3章 将軍を取り巻く男と女
第4章 応仁の乱と東山趣味
第5章 東山山荘の造営
第6章 雪舟・一休と日本文化の心
第7章 歌人義政と連歌芸術
第8章 花道と築庭と
第9章 茶の湯の誕生
第10章 晩年の義政
ひとりの無能な将軍・足利義政が欲しいままに作り上げた文化が、その後の日本人すべての美意識を決定づけた。著者が半世紀にわたって深く関心を持ち続けてきた東山文化を、愛着をこめて描く傑作評伝。