プロ教師の見た教育改革

ちくま新書　３８４

筑摩書房
諏訪哲二　

• 価格: 748円（本体680円＋税）
• 発行年月: 2003年01月
• 判型: 新書
• ISBN: 9784480059840

内容情報

[BOOKデータベースより]

教育改革をめぐる議論はとても分かりにくい。というのは、これまで教育問題は、伝統的な「つめ込み」教育と、「子ども中心の自由放任」との対立に二分されてきたが、それが解消されないまま、国民形成を重視する「教え込み主義」かグローバリズムを背景にした「教育の自由化」かが、より大きな争点として浮上してきたからである。混迷を深める改革論議を生徒・教師・親という教育の現場から整理し、いま実現可能な改革を考える。

第１章　文部科学省の転向
第２章　教育改革論の原点
第３章　「ゆとり教育」の限界
第４章　教育改革の中心と周縁
第５章　教育の自由化とは何か
第６章　平均的な教師の生活と意見
第７章　二一世紀の学校はどうなるか

[日販商品データベースより]

「ゆとり教育」はなぜ強行されたのか。高度消費・情報社会は生徒をどう変えたか。混迷を深める教育改革論議を生徒・教師・親という教育の現場から整理し、いま実現可能な改革を考える。